2019年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会 研究発表会、野上賞授賞式、学会総会及びシンポジウム「アート・ドキュメンテーションとデータベースとの関係を探る──知の蓄積と共有化のために」

2019年度アート・ドキュメンテーション学会
年次大会のお知らせ

日時:2019年6月8日(土)、9日(日)
   6月8日(土) 13:00〜16:30(12:30 受付開始)
   6月9日(日) 11:30〜16:15(11:00 受付開始)

会場:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール(滋賀県大津市仰木の里東 4-3-1)
   アクセス:JR 湖西線おごと温泉駅よりバス
   https://www.seian.ac.jp/access/
   ※ 土曜日は無料直行スクールバスあり(乗車時間約8分)
   ※ 日曜日は路線バスのみ(江若交通 仰木の里線外廻り94系統にて「成安造形大学前」下車、乗車時間約8分)
   キャンパスマップ:https://www.seian.ac.jp/about/campus_map/

参加費:両日共通・資料代込
    会員(賛助会員含む) 1,000円(学生会員 500円)
    非会員・団体購読会員 2,000円(学生 1,000円)

参加申込み:申し込みフォームまたは会員用出欠確認はがき(『通信』121号同封)でお申し込みください。
   ※ 2019年6月3日(月)締切

主催:アート・ドキュメンテーション学会(JADS)
後援:記録管理学会、情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会、
   情報知識学会、全国大学史資料協議会、全国美術館会議、
   全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、
   デジタルアーカイブ学会(予定)、日本アーカイブズ学会、
   日本デジタル・ヒューマニティーズ学会、
   日本ミュージアム・マネージメント学会

※ 本大会は会員・非会員を問わずどなたでも参加できます。ただし2日目の学会総会は会員限定です。
※ 当日の入会申込により会員料金で参加可能です。会員向けに年会費納入の窓口も設置します。
※ 近隣の宿の確保が困難な場合がありますので、参加をご予定の皆様には、お早目の宿の確保をお願いします。
※ 日曜日はキャンパス内の食堂の営業はありませんので、各自で弁当等をご用意ください。

<大会プログラム概要>

【第1日】シンポジウムおよび野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞・推進賞授賞式

日時:2019年6月8日(土)13:00〜16:30(12:30〜受付)
会場:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール

シンポジウムテーマ「アート・ドキュメンテーションとデータベースとの関係を探る──知の蓄積と共有化のために」

趣旨:
 本シンポジウムは、広い意味でのアート・文化にまつわる近年のデータベースの構築・発信の現状と展望をもとに、アート・ドキュメンテーションのあり方を考える機会といたします。
 ここでのデータベースにおいては、作品・資料に関する目録のデータ(メタデータ)のみならず、作品・資料そのものを画像データとしたもの、また文献資料であればその本文をテキストデータ化したものが整備され、検索の対象となります。音声・動画などの視聴覚資料についても、メタデータだけでなく、資料の複製たるデータがデータベースを通じて視聴可能な場合があります。さらに、これらのデータやデータベースはウェブ発信が促進されているのに加え、ウェブ上で公開されたデータベースどうしの連携も盛んとなっています。日本では、上記のような多種多様かつ膨大なデータを横断検索するポータルサイト「ジャパンサーチ」の試験版が、2019 年 2 月より一般公開され、注目を集めています。
 しかしながら、個々の作品・資料やコレクションについて、どのような要素に対し、また、どのような用途を意識して、記録化・情報化=ドキュメンテーションを行い、それをデータベースに反映させるべきか、改めて考える必要があるのではないでしょうか。アート・ドキュメンテーションの観点からは、アート・文化をめぐる知の蓄積と共有化、あるいは、より深い研究と実務に堪えるレベルでのデータベースの構築と発信を、ひとつの方向性として据える必要があるものと考えます。
 このような趣旨のもと、本シンポジウムでは、関西を拠点とした(あるいは関西を拠点に含む)データベースの構築と発信の取り組みを提示し、皆様との議論につなげることを目指します。多くの方々のご参加をお待ちしております。

プログラム(予定)

□ シンポジウム 13:00〜15:50
開会挨拶
 赤間 亮(アート・ドキュメンテーション学会 会長)
シンポジウム趣旨説明
 古賀 崇(アート・ドキュメンテーション学会 幹事長)

[講演1] 13:15〜13:45
赤間 亮(立命館大学アート・リサーチセンター 副センター長)
 知の蓄積を加速させる外部データベースの育成

[講演2] 13:45〜14:15
植松 由佳(国立国際美術館 情報資料室長・主任研究員)
 所蔵作品情報の公開──国立国際美術館の事例

[講演3] 14:15〜14:45
古川 綾子(国際日本文化研究センター 助教)
 国際日本文化研究センターの浪曲 SP レコード・デジタルアーカイブ(2020年度公開予定)について

休憩(15分)

パネル討議・質疑応答 15:00〜15:50

□ 第13回野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞・推進賞授賞式 16:00〜16:30

□ 懇親会 17:00〜19:00
会場:成安造形大学キャンパス内 カフェテリア「結」
懇親会費:5,000円程度(予定)


【第2日】学会総会および研究発表会

日時:2019年6月9日(日)11:30〜16:15(11:00〜受付)
会場:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール

プログラム(予定)

□ 学会総会 11:30〜13:00(会員限定)

□ 研究発表会 14:00〜16:15

[発表1] 14:00〜14:30
筒井 弥生(アーキビスト)
 アメリカ・アーキビスト協会ミュージアム・アーカイブズ・セクションの活動

[発表2] 14:30〜15:00
古賀 崇(天理大学 人間学部総合教育研究センター)
 「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察──「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジュアリゼーションのために」を出発点として──

休憩(10分)

[発表3] 15:10〜15:40
丸川 雄三(国立民族学博物館 人類基礎理論研究部)
 文化財デジタルアーカイブズの活用を目的としたメタデータ自動付与の研究
  ──文化遺産オンラインにおける過去の取り組みを例に──

[発表4] 15:40〜16:10
山路 正憲(立命館大学 衣笠総合研究機構)
岡田 崇(凸版印刷株式会社 事業開発・研究本部 総合研究所)
岡 敏生(同)
秋元 良仁(凸版印刷株式会社 事業開発・研究本部 事業開発センター)
大澤 留次郎(凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部)
赤間 亮(立命館大学 文学部)
 古典籍デジタルアーカイブの活用を促進するディープラーニング型くずし字翻刻支援システムと指導システム

閉会挨拶 16:10〜16:15
 古賀 崇(アート・ドキュメンテーション学会 幹事長)

【お問い合わせ】
年次大会実行委員会: jads_conf2019■googlegroups.com
(■を@に変えてお問い合わせください。事務局宛のメールや電話ではお問い合わせを受付しておりませんので、上記の実行委員会のアドレスまでメールでご連絡ください)