2022年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会(6/11-12)開催のお知らせ
JADS第33回(2022年度)年次大会は、会場・慶應義塾大学(三田)と、オンライン接続を併用し、ハイブリッド型の開催を予定しています。
3年ぶりとなるリアル開催、およびオンラインの利点を活かし、多くの方に議論を共有いただける場になれば幸いです。奮ってのご参加をお待ちしております。
2022年度 年次大会実行委員会
- 今後の新型コロナウイルス感染症の状況によってはオンラインのみでの開催となる可能性もあります。
- プログラムに変更が生じましたら、随時、学会サイトやメーリングリスト等でご案内いたします。
日時:2022年6月11日(土)、12日(日)
第1日目:6月11日(土)
13:00-16:00 シンポジウム「コレクションとコモンズ:コレクションをめぐる動向」
16:00-18:00 慶應義塾ミュージアム・コモンズ見学会
第2日目:6月12日(日)
10:00-12:00 総会(会員限定)
13:00-13:30 野上賞授賞式
13:40-15:40 研究発表会
15:40-16:00 ポスター発表セッション(ライトニングトーク)
16:20-17:10 動向紹介
17:10-17:40 活動紹介
会場/開催方法
参加費(両日共通)
参加方法・参加日数を問わず同額となります。
会員・賛助会員 1,000円
学生会員 無料
非会員(一般・団体購読会員)2,000円
非会員(学生) 無料
参加申込
こちらのPeatixからお申込みください
2022年6月8日(水)22:00 締切
共催
アート・ドキュメンテーション学会(JADS)、慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)
後援
記録管理学会、情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会、情報知識学会、人文系データベース協議会、
全国大学史資料協議会、全国美術館会議、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、専門図書館協議会、
デジタルアーカイブ学会、日本アーカイブズ学会、日本アートマネジメント学会、
日本デジタル・ヒューマニティーズ学会、日本ミュージアム・マネージメント学会
予稿集について
予稿集はPDFでご用意します。
準備出来次第、参加者にアクセス可能なURLをお知らせします。ご案内するURLからダウンロードしてください。
総会について(正会員のみ)
総会はオンラインのみ(zoom)で開催します。
現地会場でもオンライン参加できます。出席者ご自身にてオンライン参加可能なデバイス(PC、スマートフォン、タブレット等)をご用意ください。
総会のみ出席、委任状提出のみを希望する正会員は、こちらの別フォームからお申込みください。
大会プログラム詳細
【第1日 6月11日(土)】
●シンポジウム「コレクションとコモンズ:コレクションをめぐる動向」 13:00~16:00
近年の社会構造の変化や情報化の進展は、ミュージアム・ライブラリ・アーカイヴ等の文化機関におけるコレクションの管理や活用のありかたにも影響を与えている。2021年度のJADS年次大会では、「美術館コレクション検索」というテーマのもと、情報プラットフォーム上でのコレクションの可視化と共有化についてディスカッションを行った。今回のシンポジウムでは、昨年度の議論に接続しながら、実体物としてのコレクションに焦点をあて、その共有化をめぐる動向と課題について考えたい。
たとえば、コレクションを一カ所に集めるのではなく、いまある場所での活動や人との結びつきを保ったまま、共有と活用を進めるためにはどうすればよいのか。あるいは、所有者/管理者に限らない、様々な人々が、コレクションの研究や教育、保存や活用に多様なレベルで関わる環境をどのように整えてゆけばよいのか。
このような問いを出発点として、来歴の記述、コレクションのインテグレティ、コミュニティ・アーカイヴ、ミュージアムと地域の協働といった切り口から、様々な場所における実践事例を紹介し、ディスカッションを行うことによって、これからの社会におけるコレクションの共有化について考察する端緒としたい。
開会挨拶 13:00~13:15
赤間亮(アート・ドキュメンテーション学会 会長)、松田 隆美(慶應義塾ミュージアム・コモンズ 機構長)
基調講演 13:15~13:40
渡部葉子(慶應義塾ミュージアム・コモンズ 副機構長/慶應義塾大学アート・センター 教授)
「コレクションとコモンズ:KeMCoの空き地的コレクションビルディング」
講演1 13:40~14:10
川口 雅子(独立行政法人国立美術館本部 アート・コミュニケーションセンター(仮称)設置準備室)
「美術品の移動の記録をめぐって(仮題)」
講演2 14:10~14:40
三島 美佐子(九州大学 総合研究博物館 教授)
「在野保存──資料の保存・継承の新たな試み(仮題)」
講演3 14:40~15:10
佐藤 知久(京都市立芸術大学芸術資源研究センター 教授)
「分散型地域・芸術資源アーカイブの可能性について(仮題)」
休憩 15:10~15:20
全体討論・質疑応答 15:20~16:00
●慶應義塾ミュージアム・コモンズ見学会 16:00~18:00
いくつかのグループに分かれ、慶應義塾ミュージアム・コモンズ(慶應義塾大学三田キャンパス 東別館)の見学を行います。展覧会「書を極める:鑑定文化と古筆家の人々」、デジタル・ファブリケーションラボ「KeMCo StudI/O」を見学予定です。
◎懇親会は開催いたしません
新型コロナウイルス感染症をめぐる社会状況を鑑み、今回は懇親会の開催を見送ることになりました。
【第2日 6月12日(日)】
●学会総会(会員限定)10:00~12:00
●第16回野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞・推進賞授賞式 13:00~13:30
●研究発表会 13:40~15:40
発表1 13:40~14:10
藤岡洋(京都市立芸術大学)
「史料になった記録映像の特徴と分析法について」
発表2 14:10~14:40
原翔子(東京大学大学院学際情報学府)
「最適なキュレーションの探し方」
発表3 14:40~15:10
橋本久美子
「学校史料のアーカイブ化に見る課題と展望──旧制東京音楽学校史料の可視化と共有化を事例に」
発表4 15:10~15:40
飛田ちづる(元文化庁 国立近現代建築資料館)
「小規模建築資料の整理と研究利用への試み──渡辺仁、岸田日出刀資料を事例として」
●ポスター発表セッション(ライトニングトーク) 15:40~16:00
ポスター発表1
阿児雄之(東京国立博物館)、有山裕美子(軽井沢風越学園)、江草由佳(国立教育政策研究所)、榎本聡(日本女子大学)、大井将生(東京大学大学院学際情報学府/TRC-ADEAC)、高久雅生(筑波大学)
「学習指導要領 LOD の公開と活用の検討」
ポスター発表2
本間友(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)
「修復ドキュメンテーション(Conservation Documentation)の共有化近年の議論とオープンサイエンスとの関わり」
ポスター発表3
寺師太郎(凸版印刷)、式洋子(印刷博物館)
「活版印刷文化の伝承──マインツ・インパルスへの協力」
ポスター発表4
石本華江(慶應義塾大学アート・センター)
「「アート・アーカイヴ資料展」16 年間の歩み──芸術資料の公開・発信としての展示を考える(仮)」
ポスター発表5
デジタルアーカイブサロン(アート・ドキュメンテーション学会)
「デジタルアーカイブサロン 12 年の歴史(仮)」
ポスター発表6
学会アーカイブ SIG(アート・ドキュメンテーション学会)
「JADS Archives and Archival Methods SIG(学会アーカイブ SIG)の活動」
●動向紹介 16:20~16:45
動向紹介1
前川充(オムニアート合同会社)
「デジタルアーカイブにおけるNFT とブロックチェーンの意味」
動向紹介2
栗原祐司(京都国立博物館)
「博物館法改正について」
●活動紹介 17:10~17:40
新しく開館した施設をはじめ、皆様の日頃の活動や実践について、3 分でご紹介いただくセッションです。コロナ禍でオンライン開催が続き、なかなかリアルに会えない状況が続いています。顔の見える活動紹介によって、人と人とが交流しやすくなる場につながればと思います。
活動紹介1
笹木一義(国立アイヌ民族博物館)
活動紹介2
矢口琴衣(長野県立美術館)
活動紹介3
富澤洋子(ポーラ文化研究所/ポーラ化粧文化情報センター)
活動紹介4
鴨木年泰(東京富士美術館)
活動紹介5
松山ひとみ(大阪中之島美術館)
●閉会挨拶 17:40~17:50
本間友(アート・ドキュメンテーション学会 幹事長)
現地会場参加にあたっての注意事項
現地会場でご参加いただく皆様には、感染予防対策にご協力ください。
キャンセル・返金について
参加申込後にやむを得ない事情で欠席される場合には、期限までにPeatixよりキャンセルの依頼手続きをお願いします。詳細はPeatixのヘルプページをご参照ください。期限を過ぎたご依頼はお受けできませんので、ご了承ください。
キャンセル期限:2022年6月10日(金)22:00
お問い合わせ
アート・ドキュメンテーション学会 2022年度年次大会実行委員会
jads_conf2022■googlegroups.com(■を@に変えてお送りください)